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黄金崎潜水記録

クリオネダイバーズ黄金崎潜水記録


※本日は「深場のハナイカ」と「至近のマクロ密集地」をそれぞれ別ダイブでじっくり攻略しました!

1. エリアエンドの至宝「ハナイカ」

「どうしても会いたい」というリクエストにお応えし、1本目はビーチの最深部、通称エリアエンドまで気合の遠征です。
ロングスイムの先に待っていたのは、七色に揺らめく極彩色のボディ。
独特の「歩くような」仕草と、威嚇時に見せる鮮やかな黄色と紫のコントラストは、まさに砂地の芸術。

潮色が良くなったおかげで、その色彩をより鮮明に観察できました。

黄金崎のエリアエンドで観察されたハナイカの体色変化

▲ 威風堂々。エリアエンドの主、ハナイカが降臨中

海況・ダイブデータ

ポイント 黄金崎公園ビーチ
水温 16℃前後 
透視度 6~8m
潮色よくなってきました!

【2026年4月19日 黄金崎の海況と装備アドバイス】

本日の黄金崎の水温は16℃です。レンタルの場合は5mmウエットスーツ+フードベストをご用意していますが、寒さに不安がある方や、ゆっくり水中写真を撮りたいフォト派の方にはドライスーツ(レンタル料金:税込3,500円)の着用を強く推奨するコンディションです。

※ドライスーツはサイズに限りがあるため、事前の在庫確認が必要です。必ず事前相談をお願いいたします。


【2本目推奨】16ケーソン周辺:マクロ・擬態の超密集地帯

エントリーから直行で7〜8分。今、16ケーソン周辺はマクロ派ダイバーにとって「外せない一等地」です。
ウミウシの絨毯に加え、希少な甲殻類やタツノイトコが狭い範囲に凝縮されており、移動なしでシャッターチャンスが止まりません。

▼ ウミウシ各種
サクラミノ(多数)、アカエラミノ、ミツイラメリ、シロイバラ、クロシタナシ。ケーソン壁面が華やかです。
▼ 擬態の達人(甲殻類)
コノハガニ(ペア)、ツノガニ、ミズヒキガニ。ガレ場や海藻に溶け込む姿は必見。
▼ 注目生物
タツノイトコ(多数)。海藻に擬態する細長い姿が、至る所で観察可能です。
💡 ガイドの戦略的アドバイス:
16ケーソンに到着したら、まずはコノハガニのペアスナダコ(ケーソン沖)などの動きのある生物を。その後に、壁面に定着しているウミウシたちをじっくり攻めるのが、効率的な撮影のコツです。

2. スナダコ

砂地に溶け込む隠れ上手のスナダコ。一見するとただの砂の塊に見えますが、じっくり観察するとその知性的な瞳と目が合います。ハナイカとはまた違う、地味ながらも味わい深い「擬態の妙」を楽しめる生物です。

黄金崎の砂地で観察されたスナダコの擬態

本日確認できた主なウミウシたち

黄金崎公園ビーチで観察されたサクラミノウミウシ(10mm)

サクラミノウミウシ

サイズ: 10mm
今回のサクラミノウミウシは、16ケーソンに沢山ついていました。。
ピンク色のミノを揺らす姿は格別の美しさです。ホストとなる場所がわかれば、じっくり撮影を楽しめますね。!

黄金崎公園ビーチで観察されたヒメクロモウミウシ(5-7mm)

ヒメクロモウミウシ

サイズ: 5mm
「嚢舌目(のうぜつもく)」というグループの仲間で、鋭い歯で海藻の細胞に穴を開け、中身を吸い取って食べます。
驚くべきはその後です。
取り込んだ海藻の「葉緑体」を消化せずに自分の細胞の中に残し、なんと自分自身で光合成を始めてしまうのです。いわば、食べ物から「ソーラーパネル」を盗んで自分のエネルギー源にしているようなもの。

黄金崎公園ビーチで観察されたムロトミノウミウシ(7mm)

ムロトミノウミウシ

サイズ: 7mm
一見するとただ可愛いだけの生き物ですが、その体には驚くべき秘密が隠されています。
背中に並ぶミノ(背側突起)をよく見ると、褐色の斑点が緻密に並んでいるのが分かります。これは「褐虫藻(かっちゅうそう)」という藻類の一種です。
ウミウシはこの藻類を体内に取り込み、光合成によって作られたエネルギーを分け与えてもらっているといわれています。

「光合成エネルギーを利用する」点は同じ、その仕組みが決定的に異なります。


ガイドの考察
ヒメクロモウミウシ(盗食・略奪)
相手の家(海藻)を壊して、そこにある「ソーラーパネル(葉緑体)」だけを外して持ち帰り、自分の壁に貼り付けて使っている状態です。パネル自体は生き物ではないので、壊れたり古くなったりしたら、また新しいパネルを「盗み」に行かなければなりません。
「ソーラーパネル方式」

ムロトミノウミウシ(共生・レンタル)
「褐虫藻(かっちゅうそう)」という専門の発電業者(生き物)を自分の家に住まわせ、家賃の代わりに電気(エネルギー)をもらっている状態です。業者が生きている限り、安定して電気が供給されます。
「専門業者との提携方式」

そう考えると面白い!ウミウシにはまっていきますよね。

黄金崎の擬態蟹(ギタイガニ)ギャラリー

ウミウシだけでなく、黄金崎のガレ場や海藻帯に潜む「クモガニ科」を中心とした擬態の達人たちもじっくり観察しました。
体表の凹凸と付着させたカイメンにより環境に同化するツノガニ
【写真1】黄色いカイメンを纏い、岩礁に溶け込むツノガニ
観察のポイント:体表の凹凸に加え、自ら付着させた黄色いカイメンやヒドロ虫により、周囲の環境と見事に同化しています。動かない限り、その存在に気づくのは非常に困難な「隠蔽擬態」の好例です。
コノハガニのオス

コノハガ二 オス

【オス】鋭い「三角形」

  • 甲羅:シュッとしたシャープな三角形。
  • ハサミ脚:メスに比べて太く、長く発達。
  • 印象:全体的にがっしりとした武骨なフォルム。
コノハガニ メス

コノハガニ メス

【メス】丸みの「ベース型」

  • 甲羅:角が取れたホームベースのような形。
  • ハサミ脚:オスより細く、目立たないサイズ。
  • 印象:全体的に小ぶりで、丸みを帯びた優しい形。

本日の黄金崎ダイビングまとめ(2026/04/19)

  • 事実:水温16℃。低水温を好むウミウシ5種以上タツノイトコ多数が16ケーソンに密集。
  • 事実:エリアエンド(最深部)にてハナイカを確認。潮色回復により観察条件良好。
  • 推測:ネジリンボウは未出現。現在は16ケーソンのマクロと深場のハナイカを分けた2ルート攻略が最も高効率です。
  • ガイドの必要性: 擬態の達人たちは見つけるのが難しいため、ぜひガイドの指先を注視してくださいね!

マクロ・フォト派の皆様へ

クリオネダイバーズでは、じっくりと腰を据えた撮影を希望されるゲスト様を歓迎します。
納得いくまで撮影していただけるよう、少人数・マンツーマン体制でサポートいたします。

黄金崎ファンダイビングの詳細はこちら

くりおねだいばーず

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